今日、「平成の大合併」で全国13市・8町が誕生しました。新しいまちへの期待を抱く方、慣れ親しんだ地名が消えたことに複雑な気持ちを抱く方、人生模様悲喜こもごもではないかと思います。モゴモゴ。
ワタシはといいますと、2004年3月に誕生した「あわら市」にいまだなじめておらず、あわら市方面を「芦原に」「金津に」とつい口走ってしまう次第でありんす。
で、福井県でもご多分に漏れず、南条町・今庄町・河野村が合併して「南越前町」が今日付で誕生しました。
南条郡合併協議会ということで、公式には〈対等〉になっているこの合併なんですが、ちょっとハスに覗いてみたくなるのが編集やってるモンのサガでございまして。JPNICのWHOIS検索でドメイン情報を見てみたりするわけです。
(第1回会議)開催
11月19日(火)午後6時30分から南条文化会館会議室で、法定協議会設置後、初めての会議が開かれました。
会長が議長を務め、事務局からの報告事項があった後、会議の運営に関する規程などについて協議しました。
そして、合併協定項目のうち「合併の方式」などについて協議し、南条町・今庄町・河野村は新設(対等)合併とすることになりました。次回の協議会では「合併の期日」や「事務所の位置」と、「新町の名称」の選定方法について具体的に協議することとしました。
南条郡合併協議会だより『未来』2号 p.2
Domain Information: [ドメイン情報] a. [ドメイン名] TOWN.MINAMIECHIZEN.FUKUI.JP e. [そしきめい] こうの むら f. [組織名] 河野村 g. [Organization] Kono Village k. [組織種別] 地方公共団体 l. [Organization Type] Local Public Body m. [登録担当者] HK7175JP n. [技術連絡担当者] HK7175JP p. [ネームサーバ] ns.town.minamiechizen.fukui.jp※閲覧環境によって枠外に文字がはみ出すこともあります
へー、ドメイン取得は河野村名義だったんですね。「ウチがやっときますわ」と旧河野村が手を挙げたのか、施工業者から言われるがままだったのか真相はわかりませんけれども。旧三町村IT担当部署のビミョーな力関係が垣間見えたりする検索結果ではあります(ちなみに南越前町名義で town.minamiechizen.lg.jp の登録も確認できました)。
じゃあこんどは、ネームサーバのありかを見てみましょうか。
三谷商事インターネットサービス(三谷商事株式会社) (MITANI Internet Service) SUBA-314-USR [サブアロケーション] 202.238.50.0-202.238.51.0 南条町 (Nanjyo Town) NANJYO-NET [202.238.51.80 <-> 202.238.51.95] 202.238.51.80/28※閲覧環境によって枠外に文字がはみ出すこともあります
うあ、仕込んだ業者までわかっちゃいました。ハード的なリソースは旧南条町のものを流用したのかな。南越前町役場庁舎=旧南条町役場庁舎、ということをふまえればリソースの転用は自然な流れなんでしょう。つーか、それこそ市町村合併のねらいなわけでして。ハードとソフトの〈広義での〉一本化によって、業務と財政の合理化を図る、という。
さて、そんな南越前町のウェブサイト。大半がXHTML+CSSでコーディングされてて「おっ!」と感心(+やや感動)したんですが、観光案内が旧三町村からの流用なのが惜しい! 要素名の一部が大文字だったり、空要素の一部が /> で終わってなかったりするのも惜しい!(←タダの小うるさいジジイ)
▼「南越前町ウェブサイトをLynxで見てみた」の図
XHTML+CSSで全体をコーディング、という自治体サイトはたぶん福井県内初だと思うので、今後の展開に期待です。ガンガレ、超ガンガレ。
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