この1週間、「たまひよクラブ」の読者投稿欄みたいなネタが続いたので(笑)、久しぶりにエディターらしいエントリーをば。しかしアレだ、「をば」って、ずいぶん死語っぽい表現だよな。
先日、ラジオスポットを聞いてましたら『京都の30歳!』という雑誌のタイトルが飛び込んできました。職業柄いろんな雑誌をザラ読みすることもあり、雑誌のタイトルに敏感になってるワタクシ、ここまで直球な誌名を聞いたのは『月刊 むし』以来でございます。
「自分らしい生き方・働き方をみつけるキッカケマガジン」との冠はついているものの、誌名を聞いただけで〈取材対象〉〈読者対象〉は一目瞭然。そのストレートぶりに感銘して、次の瞬間にはググってサイトにアクセス、お取り寄せ注文してしまった次第です。だって「4000部限定」とか書いてあるんだもんよ。限定モノには弱いのさ、ふん。

で、翌日さっそく送られてきた『京都の30歳!』第4号。編集長・宮崎健さんの直筆おてまみ(←亜土たん風)まで入ってたもんだから、俄然、読む気力が増しまして。〈雑誌ザラ読み〉が生き方の基本姿勢である中、久しぶりにじっくりと雑誌のページをめくったわけです。
「本文はひと回り大きい文字で組んだら?」とか「なんで人物写真を角丸にするさ?」とかツッコミつつ、メインコンテンツ『30歳! それぞれのWORK WAY』に突入。「京都の名もなき30歳の20人の『物語』」をなぞったインタビュー記事。各々6時間の取材と2時間の撮影というガチンコぶりもさることながら、描かれたテキストにやられました。26歳で就農した三崎要さん(京都府三和町在住)のエピソード読んでたら、思わずホロリときたのですよ。
いや、別に、これといって演出がかかってるわけじゃないんです。テキストそのものには。インタビューイから得た断片的な話を時間軸に沿って再構成する、きわめてオーソドックスな作り。脳内で田口トモロヲのナレーションをかぶせたくなるような、淡々とした語り口なんですね。仕事ではあまり使わない手法だけに、正直とっつきにくい文体といっても過言じゃない。
なのに、なんでホロリときちゃったのか。文体ですわ文体。
宮崎さんの手紙に「営業畑中心でしたので、編集については本当は素人なのです」とあったのですが、この文体、狙ってますよ間違いなく。誤解を恐れずにいうなら、雑誌業界的には誌面映え(ニュースバリューという言い方もできるかな)に乏しい「名もなき30歳」の人たち。インタビュアーの〈情〉をあえて絡ませないことで、インタビューイの持つ〈物語〉を際立たせてるんですね……と解釈したんですが、いかがでしょうか宮崎さん。
ひるがえって、見知らぬ誰かの心を打つテキストを書けているんでしょうかと自問自答。「世の中の人々を(いい意味で)躍らせ」たくてエディターの仕事を選んだワタクシの、永遠の課題です。
これであなたも“牛通”に! 世界の「牛ニュース」(β版)
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『月刊やきにく』なんてのもありますが、いかが?
http://www.yakiniku.or.jp/sho/book.html
posted by: カウベルてつ : May 30, 2005 00:18内容とはあんまり関係ないのですが。
「亜土たん」…ですよねえ。
うちの周辺の友人たちに「亜土たんが云々」という話をしたら
「いや、『亜土ちゃん』でしょ」
と全否定されて凹んでいたところだったので
かなり嬉しいです。
亜土たん…いくつなんだろう。
徹子並みに気になる。
> 「亜土たん」…ですよねえ。
亜土ちゃぁ~ん? ハァ?
亜土たんは亜土たんだよコノヤロー! バンバン(マイク転げる音)
……もう、思わず魔邪口調でツッコミ入れちゃいますね。
といいますか、そもそも亜土たんって自分のこと
「亜土たん」って言うんじゃなかったっけな?
亞土たん、と言えば今はコレ。
「笑う三姉妹」
http://www.nhk.or.jp/23renzoku/index.html
エンディングの映像が秀逸でございます。
そういえば昔、亞土たんがガラスに歌を歌いながら絵を描いていたと思うんだけど、あの番組ってタイトルなんだったんだろう。
調べた。「楽しい教室」…思い出した。
♪たーのしーいーきょーしつー
げんきなげんきななーかーまー
って歌だった。
亜土たんの真似をして両手で絵を描いたが無理だった。
笑う三人姉妹はビデオにしてまで見ている。
…ママンが。
TBありがとうございます。私も亜土たん世代です!楽しそうにガラスに絵を描いてましたね。器用だな~と思いつつ、じーっとみてたのを思い出します。ほんと、今 何歳なんだろ?
ココをよんで、「京都の30歳」を読みたくなりました!ホロリとさせる文章に酔いたい。。私も編集者のはしくれなので、いろんな意味で興味を持ちました。
posted by: pooh : Jun 7, 2005 23:26poohさん
コメント、ありがとうございました。
『京都の30歳!』スレッドか亜土たんスレッドか、
もはや収拾つかない状況ですが……(笑)
エディトリアルの仕事されてるんですね。
ひょっとしたら、いずれどこかでつながることになるかも。
今後とも、ヨロシクです!
『京都の30歳!』も、機会があったら読んでみてくださいね。
(……と編集長から頼まれたわけではないですが~)