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Sep 21, 2005

大林宣彦監督に聞いた花森安治氏と永六輔氏の会話

伝聞の伝聞かよ!というツッコミはさておき。


国民文化祭絡みの懇親会でまみえた大林宣彦監督に、こんな話を聞きました。文筆業に足を踏み入れようとしていた氏に、花森氏が贈ったアドバイスがこれ。

「永くん、原稿用紙はね、2枚目からが勝負なんだよ。1枚目は書き手の思いが詰まりすぎていて、余計な前置きが書いてあることが多い。だから1枚目は思い切って捨てること。2枚目から読み始めてダメな原稿だったら、それは永くん、キミは物書きに向いてないということなんだよ」

聞いてる時点でへべれけだったので(監督に失礼ですね)枝葉の部分が違うかも、なんですが、たしかこんなニュアンスだったかと。


「1枚目を捨てろ」とはまた大胆なことをおっしゃるなあ、このスカート爺さん。
でも、言わんとしていることは理解できますよ。書き出しの100~200字って、「ここで読者を掴んで、一気に引き込んで」みたいな一種の〈計算〉がはたらく部分なので、どうしてもギミックをぶち込みがちになってしまう。花森氏が指摘する〈詰まりすぎた書き手の思い〉とは、おそらく書き手のそういう傾向を指してるのだと思います。

以前のエントリーでも書きましたが、規定文字数の倍くらい書いて削る、という構築プロセスをとることが多いので、〈削り〉に困ったらこの〈花森式〉を試してみましょうかね。


もっとも、花森氏はこんなことも言ってたりするわけで。暮しの手帖300号記念『花森安治』の「花森語録」より。

最初の五行に神経をつかえ

▼文章について人一倍厳しかった花森は「読者にはつまらない文章を読む義務はない。最初に食いつかせないといけない」と、特に出だしにはうるさかった。「なるべく漢字を使うな」「親しい人に読んで聞かせてみろ」とも言った。

暮しの手帖300号記念『花森安治』 p.226

ま、バランス感覚が大事、ってことですかな。

author : カウベルてつ
編集日誌(ただし不定期) | Sep 21, 2005 10:58
 

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