日本の音楽界は岩城宏之氏追悼一色の様相を呈していますが、個人的にはこっちの方が100倍ショック。
ベース奏者、青木智仁さん死去
青木 智仁さん(あおき・ともひと=ベース奏者)が12日、急性心不全で死去、49歳。通夜は14日午後6時、葬儀は15日午前9時から神奈川県鎌倉市腰越2の4の8の満福寺で。喪主は妻文江さん。
ジャズ、フュージョンのスタジオ演奏家として活躍。渡辺貞夫グループにも参加した。
『asahi.com』 2006.6.13付
突然すぎですよ青木さん!(号泣2)
今朝、知人のミクシィ日記で知ったんですが、起き抜けでぼんやりしてた頭も瞬時に覚醒。しかも49歳の誕生日、めでたいはずの日に逝ってしまわれるなんて……。
高校~大学と〈下手の横好き〉でベースをやっていた私にとって、青木さんは櫻井哲夫氏に並ぶ〈日本のベース神〉でした。ドンシャリでぽってりしたサウンドは、他の誰にも真似できない青木さん一流の世界だったのに……。報道では「ジャズ、フュージョンのスタジオ演奏家」と書かれてるけど、J-POPやアイドルものも含め、活動のフィールドはめちゃくちゃ広かったんですよね。
しかも、スタジオとライブ、どちらでもしっかりしたパフォーマンスをされる方で。私が言うのもおこがましい限りですが、日本の音楽界は実に貴重な人材をなくしたものだと、朝っぱらから言葉を失った次第です。もう、今日は仕事になってません。
ここしばらく、青木さんが関わったアルバムを集中的に拝聴しまして、ささやかながら哀悼の意を表したいと思います。合掌。
■本日の青木智仁さん-拙宅ライブラリより
青木智仁『DOUBLE FACE』(1989)
角松敏生氏主宰の「オーン・レーベル」からリリースされた初ソロアルバム。1987年~1990年にかけて発売された「サマー・メディスン」シリーズ(注:角松氏プロデュースによる夏向けインストアルバム群)の一作、という位置づけ。幾見雅博氏のアコギをフィーチュアした『RISA』あたりに、その一端が見え隠れしてます。
ただ、全体的には「青木智仁の手ワザカタログ」とでも言いましょうか、ベーステクニックを前面に押し出したアルバム、という印象が強いです。個人的にはそれまで 青木さん=スラッピング のイメージだったもので、『MR. J.F.P』でのフレットレスベースを初めて聴いたときには、そりゃあ激しくぶっとびましたね。
author : カウベルてつこれであなたも“牛通”に! 世界の「牛ニュース」(β版)
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私も同じ気持ちです。先週のビリー・プレストンに続いて、悲報が多すぎです。
TOPのロッコを救うために尽力されてた本人が、ロッコより先に逝ってしまうなんて・・・・・・