何のネタでこういう会話になってしまったのか不明ですが、ボブ先生に「仏教にも、地獄という考え方はあるのか?」と聞かれました。「もちろんありますよ」と私たち。どういうものなのか?の突っ込まれ、ある生徒さんが「閻魔大王がいるのよねえ」と日本語で切り出しました。「!!!、閻魔大王って英語でなんて言うんだっけ!?」とあたふたする私たち。辞書で調べると「the great king of hell」でした。
えっと、死ぬと閻魔大王の前に連れて行かれて、おまえは生前良いことをしたから天国行きだとか、悪いことしたから地獄行きだとか、言われて、天国と地獄行きを言い渡されるんです。
と一生懸命英語で伝えると、ボブ先生は驚愕の表情で
仏教では、悪魔が天国と地獄行きを決めるのか!!
と叫びました。言われてみれば、そうねえ、とはっと気づく私たち。閻魔大王が仏教的な考えかどうか分からないけれど、とりあえず、日本人の地獄観はそうだと思います。
ええっと、嘘をつくと、閻魔大王に舌を引っこ抜かれるんですよ。子どもの時は、親にそういわれて育ちました。
と伝えると、ボブ先生は「とてもいい教えだ。僕も子どもにそう言おう」とにこやかに。続けて彼は「もし、悪人でも天国に行きたい場合はどうしたらいいのか?」と聞くので、ある生徒さんが
地獄の沙汰も金次第…
と日本語でつぶやいちゃったもんだから、「どういう意味?」とすかさずボブ先生に聞かれ、みんなで四苦八苦して、この言葉の意味を英語で伝えました。この年で閻魔大王について語ることになるとは…、知っているようで知らなかったりします。
author : かうべるりここれであなたも“牛通”に! 世界の「牛ニュース」(β版)
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