先週、取材で福井県池田町の『TAKARAチーズ工房』を訪ねました。ヤギ十数頭を放牧し、搾乳して、手作りの飲むヨーグルトやチーズを販売している工房です。
で、取材時に試食させてもらったフレッシュチーズが、それはもうあまりに「まいう~」だったので、お取り寄せしてしまったのでした。
山羊乳というと「ケモノくさい」とかなんとか、先入観をお持ちの方も多いことでしょう。
ワタシも、試食する前はその一人だったんですが、一口食べて吃驚。飲むヨーグルトにせよ、フレッシュチーズにせよ、今までのイメージがひっくり返されたかのようなさっぱり感! もちろん、牛乳に比べたら多少のクセはあるものの、この程度ならぜんぜん問題なし。一口、また一口と、パクパクいきたい衝動を抑えるのにたいへんでした(笑)。
工房代表の後藤さんによれば、搾乳後の処理しだいで、いわゆる〈山羊乳くささ〉はある程度コントロールできるとの話。ということで、「いやあ、いい体験させてもらいましたわ」てな感じで、取材から帰って、お礼かたがたフレッシュチーズをオーダーしたわけです。
取材時、後藤さんに「マスカルポーネ代わりに使ってもおもしろいですよ」とおすすめされたので、届いたチーズを友人の菓子職人に「これで、ティラミス試作してみてや」とおすそわけ。マスカルポーネより若干酸味あるかな~?という風味なので、どんなティラミスができるかが楽しみです。
気になる価格は、1個(約150g)1575円。庶民にとっては〈やや高〉な設定ということで、ふだんづかいのチーズというより、持ち寄りパーティなど「ここぞ!」ってときのネタづくりにするといいかもしれませんね。
ちなみに、同封されていた手紙によると、後藤さんのお子さんはアイス代わりにパクパク食べているんだとか。うらやましい。
『TAKARAチーズ工房』
電話:0778-44-7626
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