家に帰ったら、玄関先になにやら置いてありました。
なんか、変わったピーナッツだなあ、おいしそうな豆だこと…
と思ってよく見たら…、蝉の抜け殻でしたああああああああ。
息子が集めてきたらしい…。お皿の上にのせないで…、そして玄関に置かないで…。
金沢21世紀美術館に行ってきました。
驚愕の人間像、「ロン・ミュエック」展もさることながら、この日(8/19)の目玉は、なんといっても、野田秀樹氏の公開ワークショップ!
撮影できなかったのが残念です。
これは日比野克彦氏が展覧会の一環として美術館内に「舞台」を作り、その舞台で日比野氏と懇意な関係の野田氏、そして生徒たちが演劇を上演する試み。
日程限定で、練習の様子を一般公開するというものでした。
野田秀樹といえば、私を演劇鑑賞に目覚めさせた当人!「贋作・桜の下の満開の下」は思い起こすだけで身震いします。録画したビデオとサインペンをこっそりバッグにしのばせて、会場に向かいました。
野田秀樹登場!うわー小さい、小さいけれど舞台に上がると大きい〜。目の前で「下唇を触るクセ」「爪を噛むクセ」を見られました!一挙一足に心の中で大喜びする私。劇場では、野田氏の服のシワまで間近に見られる距離なんてとても見られません。ぷるぷる震える私の横で、森川氏はつまらなさそうに「外出てくるわ」と退出。。。ここの興味ラインは相容れない夫婦関係。。。
野田氏は客席側に寄りかかり、ワークショップを続行させています。客席もそれなりに埋まってきました。
そこに、今回カウベルツアーに無理矢理?同乗させた、ともぞうさん(女性)が登場。ともぞうさんはこともなげに、会場を見渡しながら、なんと、野田秀樹の真後ろを占拠!おおおお、おそれおおい〜。後で聞いたら「なんか、声が聞こえにくかったんで前の方にいっただけ」というスマートな回答。私も、勇気を振り絞ってともぞうさんの隣(つまり野田氏の後ろ)にさりげなく(みえるように)移動しました。
ここで!「油性マジックが無いか?」と野田氏が探し始めました。
そこで!私はすかさずサインペンを差し出し「使ってください!」。
そして!野田氏が私のサインペンで床に印をつけていきました。
しかし!日比野氏の変な段ボールチラシがびっちり敷かれていて、黒のサインペン(細)は、チラシと同化してしまい、印の役割を果たさないイマイチな活躍に。
でも!私のサインペンを使った野田氏がつけた印は、たぶん末永く残るでしょう。
ああ!あの行為を目にした私、宝のひととき!
そしてそして、野田氏とちょっとだけ言葉を交わすこともできました。
野田氏のアドバイスは素人がみても、的確すぎる的確ぶり。彼がほんのちょっとの生徒たちに動きのヒントを与えるだけで、格段にクオリティーが上がっていました。めきめきっと音がしていました。1時間くらいしか見られなかったのが悔やまれる!
幼児を連れていることを無視して、本能のままにレストランを選び、写真を撮ることすら忘れました。
■1日目昼
東京駅エキナカ「グランスタ」にて。
銀の鈴の場所がリニューアルオープンしていました。私の記憶にある東京駅地下は、薄暗く、汚く、さみしーい気持ちになるところだったのに…。
駅弁販売が主なので、家族で食事をするスペースはありません。ちょこっと待合のスペースがありますが、あくまでも腰掛け程度のところです。とりあえず、おこわのお弁当を買って腰掛けスペースで食べました。あと、ソムリエの店もあったので、一番のおすすめというマスカット酢の炭酸割りを注文(350円)。シャンパン風の入れ物がお洒落でした。
■1日目夜
新大久保 オムニ食堂 大久保店
いかにも韓国!って感じで懐かしい外観。「福井で食べられないものを食べる」というルールにのっとり、テツ氏がmixiコミュから見つけてきた店です。店員さんは韓国人で、先に客席にいた団体も韓国人の方でした。これは期待できる!期待通り! 家族3人で飲み代入りで7000円弱。韓国好きには当たり店でした。
■2日目朝
フォーシーズンズホテル内 イタリア料理「イル・テアトロ」
前夜ディナーを望みましたが、未就学児は入場不可、完全予約制という敷居の高い店。なので朝食でリベンジ。塗り絵付きの子供用メニュー(10歳以下)を用意してくれ、さらにクレヨンをプレゼントしてくれました。さすが、飽きさせないホスピタリティー。
庭園側の席は満席だったので、子どももいるし奥のソファーシートで朝食。メニューは基本的にアラカルトですが、セットもあります。大人は一人3000円(セットメニュー)、子どもは1200円。いずれもサービス料別。子供用アラカルトでみかけた次のメニューが食べてみたかった…。
・チョコレートワッフル チキンソーセージとストロベリーマーマレード添え(700円)
・スクランブルエッグ カッテージチーズとホールウィートトースト ベーコンまたはチキンソーセージ添え(900円)
ちなみに、息子はどの料理も高級すぎて口に合わず、吐き出す始末…(-_-)。サクランボジャムを一瓶食べていました。とほほ。
■2日目夕方
東京駅 大丸百貨店レストラン街「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」
イタリア・フィレンツェにある名店が大丸に。現地のレストランなんて逆立ちしても入れそうにないので、ここで入っておこう。
かなりの有名店なので期待しましたが、味はそれほどでも。ファルファッレ(蝶の形のパスタ)のトマトソースと、カルボナーラをオーダー。定番の外さない味というところでしょうか、無難です。昼のコースで2200円。グラスワインは1000円〜。ワインは美味しかったけれど、パスタには感動無し。ちょっとがっかり。やはり福井の名店のほうが口に合うかも。
気になったのは、13F にあるXEX TOKYO。 その中のカフェ&バーに行ってみたかった。パティシエ辻口博啓のスイーツと、バリスタ世界チャンピオンのカプチーノがあるけれど、でもバーなんです。ドレスコード有り。
大丸のレストラン街は大きく様変わりしていて、列車の待ち時間に食べる、というところではなくなりました。どの店も名の知られた店で、一皿2000円前後と、かなりアッパーな価格帯。「幼児を連れた家族」「お金を持っていない家族」は完全に排除しています。もともとリニューアルするときのコンセプトが、富裕層向けに、と発表されていた(と思う)ので、こういうことか、と切に感じる雰囲気。お金を持っていない団体は、地下(グランスタ)で駅弁でも食べててね、という格差を感じなくもない…。
食事代が一番かかったのは、サバティーニ・ディ・フィレンツェ、料理も価格も満足度が高かったのはオムニ食堂。料理、サービスに感動したのは、イル・テアトロ。
食と食事場所からなんとなく経済格差を痛感した旅になりました。
東京に住む友人から教えてもらったスポット
■海外絵本とカフェの店「EHON HOUSE Mejiro」(目白)
■レストラン「レギャン・トーキョー」(渋谷)
■中華「栄児 家庭料理(ロンアール カテイリョウリ)」
宿泊先は、憧れのVIPホテル「フォーシーズンズホテル椿山荘」です。仕事でお世話になっている方から特別に配慮いただきました。勉強のつもりで泊まります。
前衛的なフラワーアレンジメントがエントランスでお出迎え。毎日変えています、このお花。
お庭から見た椿山荘。こう見ると建物自体は古いんですよね。庭先にある変なヨーロピアンウエディングスペースが邪魔でした。お庭では、松すらも一葉一葉カカッと開いて、なんか育ちがいいって、植物にも出るんだなあと、思わずため息。
お庭から見たフォーシーズンズホテル。私たちの部屋は最上階。前夜はゲリラ豪雨にみまわれ、雷の走っている様子がよく見えました…。
客室でくつろぐ息子さん。
アメニティーグッズは、ロクシタンでございます。
お子様にどうぞ、とホテルからのプレゼント。ホテルのタグ入りイルカです。
朝食は、イタリア料理「イル・テアトロ」。一食3000円のコース。ズッキーニのマフィン、カッテージチーズのクレープ巻き、メロンとパパイヤの生ジュース…、普段は絶対に口にできない料理の数々。「想像を超えた料理」(by佐々木嬢)とはこのこと。バイキングでないホテルの朝食食べたの初めてかも。
ホテルの場所は、決してアクセスのいいところとはいえず、池袋、新宿、目白駅からタクシーを使ったほうがいいです。東京のど真ん中に、こんなにも閑静な場所が、と思うほど静かでした。ここに泊まるために来る、というホテルでしょう。
館内のデザインが、日本趣味ではなくシノワズリー系だったのがちょっと気になりました。東洋のイメージを凝らしている印象です。まあ、日本趣味なら旅館になってしまいますからねえ。室内の小物は輪島塗で統一しつつも、植物画や風景画が廊下に飾ってあったりして、アートコーディネートが不明。しかし!そんなことも吹っ飛ばす重厚な空気がずずーんと漂っておりました。客にもマナーを求める、心地よい緊張感と気配りのある空間。マリオットやヒルトンが浮き足立つ団体客に占められていることを思うと、格の違いを感じました。
1泊2日で東京家族旅行に行ってきました。
1日目は鉄道博物館へ。
鉄道博物館に行くなら、最初から「テツ」的な行動で、と考え田原町駅から「えちぜん鉄道」に乗って出発。
JR福井駅で、しらさぎに乗ります。
米原経由でひかりちゃんに乗り換えて東京入り。しかし!米原で思わぬハプニング!駅舎工事のためホームが狭いのです。ホームの端ギリギリを歩くため、幼児連れは子どもをかかえて階段を上り下りしなくてはなりませんでした。改札は大混雑、乗り換えの時間は無い…。2008年8月現在、子連れでの米原乗り換えは要注意です。
12時過ぎに東京駅到着。駅地下の新スペース「グランスタ」で駅弁を食べました。14時に京浜東北線に乗って大宮駅へ。大宮でニューシャトルに乗り換えて「鉄道博物館駅」下車。
「あさかぜ」を前に満面の笑みの父。
紅色とベージュの配色って、今見ると結構良い感じなレトロ色。
列車の下をのぞけるというのが、博物館ならではかも。しかし素人には、何がどう面白いのか分からない…。
私の中の「新幹線」のイメージってここで止まっています。鼻(というのかわかんないけれど)が丸くて動物的でかわいい。
鉄道博物館には、3歳児までなら親子で入られるキッズルームがあります。プラレールが所狭しとあり、子どもたちの取り合い。わが息子はそれほど電車好きではなく、親が期待するほど好きでもなく、すぐに飽き飽きでした…。
キッズスペースの奥には鉄道模型を真横から見られるスペースもあります。3歳児以下連れているからこそ、入室可能な特権。万歳三唱をするテツ氏。
鉄道模型は真正面から見るべし。解説付きだとより深くテツの魅力を堪能できます。ショー前は長蛇の列なので、「自由観覧時間」を狙って中に入る裏技もあり(ただし4時以降とか半端な時間)。このときは夏休みということもあって、自由観覧時間に特別にショーを行ってくれました。
めっちゃ日常なんだけど…、ここ。電車に乗って来たのに、なんでまた電車(風)に乗らなあかんのやろう。。。(注)隣のおじさんはマネキンではありません。
休憩スペースはほとんど「座席」の演出になっていて、電車の中にお弁当を持ち込んで食べられるスペースもあります。電車には「ココを見よ!」というQRコード付きの解説表示有り。細かく見ていったら1日かかります。電車好きな子どもまたは大人と行くなら、3時間以上は時間を取りましょう。私たちは14時に入って、18時前にやっと出てきたという感じ。それでも回れたのは3分の2程度。
帰りは黄色い電車のニューシャトルに乗って。
こちらは、上野動物園内を走る「モノレール」。大人150円で、1分半走ります。順番待ちの人気。
東京駅でのぞみ700系を眺めていたら、次の電車を待っていた交代の車掌さんが息子にパズルをくれました。子連れっていろいろもらえるなあ。
ひかりちゃん。実はボディに動物がぶつかったような赤いシミを発見。虫もいっぱいついていました。いつもピカピカのボディの写真しか見ていないので、ショック!
やまびこくんもやってきました。はやて、やまびこ、こまち、といろいろ名前を覚えてしまいました。
8月9日夕方、雄島奉納 人形浄瑠璃「道行初音旅(みちゆきはつねたび)」(義経千本桜より)を鑑賞。写真は明るいですが、もう少しで日が落ちて、幻想的、幽玄、という言葉がぴったりな雰囲気に包まれます。
前回の奉納公演は10年前だそう。
人間国宝・竹本駒之助さんが謡い、文楽座の吉田勘録さんたちが人形を使う人形浄瑠璃。格は違いますが、チェコの人形劇場とも繋がりを感じてしまいます、私。
私にとっては初めての文楽。「おけら牧場」さんで公演しているのは知っていましたが、毎回超満員と聞いていて、なかなか見ることができなかったのです。数ヶ月前に知り合った広報の山本さんにこの話を聞いて「絶対行きます」と即断。雄島が舞台で、野外ステージで、文楽が見られる、ただそれだけでそそられる話でした。
人形がこんなにも大きいものだと知りませんでした。なによりも色っぽい。
雄島の特設ステージが、これまた「いま、ここだけ」感を醸し出してて。いま、この時期、この時間でしか共有できない空間です。最高のインスタレーションでした。
安島から見た風景。奥にぼんやり明るく灯っているのが雄島の舞台。この日、夜空は星が満天で、上弦の月。おしゃべり上手な勘録さんも興奮の月夜でした。
福井市映像文化センター(フェニックスプラザ内)で「クレイアニメ講座」を開催しました。春休み、夏休み、冬休み、と子どもたちの休暇に合わせて開催をしてる、チョー人気講座。市政広報でしか告知していないのに、応募者殺到のため毎回抽選なのです。今日も、選ばれし16名の小学生と闘いました。
小学生女子の仕込み作品。雨とかたつむりを作っています。
中学年男子の作品。犬です。この作者はとても手先が器用で、いろんなものを作り、同じチームの男子から一目置かれる存在に。
粘土を細長くする器具を使っています。髪の毛とか、やきそばの麺とか作れます。前回のチームは、青い粘土を細長くして「水面」を表現していました。
なんと、この日は、テレビ局が取材に!取材班は、丸1日お付き合いくださいました。とても丁寧に撮影をしてくれて、さらに子どもたちのコメントも上手に取っていて、真摯な制作姿勢に心打たれました。職業柄、自分が取材にまわることが多いのですが、講師をすると取材を受けることが多いのです。人のふり見て我がふり直せ、ですね。ディレクターさんのしきり方、勉強になりました。
初体験・初対面、年齢もバラバラの子どもたちがチームを組みます。午前中は個人作品(自分の名前を動かそう!)を作りますが、午後は、チームの合作を作ります。
初対面の彼らが、自分なりにコミュニケーションをとり、自分の考えをメンバーに伝えて作品を作っていく。「合作」は、この関係がうまくいかないと作ることができません。しかも、教科書もなく、短時間でつくることが要求される(って要求しているのは私たちなんだけど)。
毎回、何気なく出来上がっている合作を見ていましたが、本当はすごいことなんだと改めて実感。というのも、なかなかお兄ちゃんたちの輪に入れない低学年の男の子がいて、私はそれなりに注視しながらチームを促していました。
最後の感想で、その男の子が「お兄ちゃんたちと合作を作って、面白かった!またやりたい!」とコメントをくれたのです。彼は、輪の中で発言はしなかったけれど、お兄ちゃんと一緒に居る、と時間と経験の共有がたまらなかった様子。やっている時は、付いてくのがやっと、という印象でしたが、終わってから爽やかな笑顔になった彼。仏像系のお顔立ちだったので、なおさら和みました、私。
女子チーム、なにかを飛ばそうとしています。その撮影中。見守るのは、森川先生。すっかり先生になってしまって、休日のミスタードーナツで「先生!」と声をかけられる始末。
実は、空調が壊れて蒸し暑い教室の中での作業でした。午後2時くらいがピークで、集中力がぷっつりと切れてしまいました。暑いと作業能率が悪いということを大人も子どもも実感した夏のある日でした。
今日の様子は、11月に『福井っ子はいま…』で放映されます。
生徒作品は、次のサイトで鑑賞を!
http://www.city.fukui.lg.jp/d620/eibun/kouza/2008springworkstop.html
※現在のリンクは、春休みの様子のものです
田原町商店街、夏祭りの定番となった「かえっこバザール」。初回は私たちカウベルが手がけましたが、その後、福井大学の有志の学生たちが引き継いでくれ、なんだかとっても立派なバザールになってます。
駐車場の一角を借りています。
毎年のことながら、かなり日差しが強い…。4時なのに、この日差し。
会場内のマップです。バンクと、おもちゃ交換場所、おもちゃがおいてあるお店、ワークショップ場所など事細かに描かれています。
息子がおもちゃ持参でかえっこバンクへ。いらないおもちゃを持ってきて、銀行員(おねえちゃん)にみせて、おもちゃの査定をしてもらいます。銀行員がおもちゃの状態をみながら、1点、2点、3点と査定します。その後専用のカードに点数分だけポイントをつけてくれます。いい状態のおもちゃはオークション行きです。
ここでかなり戸惑う息子! いらないおもちゃの中に、いらなくないおもちゃがあったのです!「おねえちゃんが、おもちゃを持って行ってしまう…」不安げ。しくみがいまいちよくわかってない。とりあえず、おもちゃをもっていかれないよう、大切なものだけは、自慢の目力で「これは違う」と訴えて、ことなきをえました。
この時間帯はまだまだおもちゃが出そろっていません。地元のおもちゃがたくさん混ざるはずなんだけど、早く到着しすぎたか。息子はポイントたっぷりのカードをもって、仮面ライダーのビニール人形をゲット。かなりお買い得なものです。
学生さんたちは、かえっこ専用のTシャツを作ってます。よくみると「たわらまち」とローマ字で入れていたのね〜。
11月、水戸で行われるかえっこ全国大会にむけて、カウベルでは過去、福井県内で行われた「かえっこ」をまとめる予定です。この日、学生の代表に少し話を聞いたところ、、、、おそらく、おそらくですが、藤浩志さんのこと、正式なかえっこのことをご存じない様子。私たちが5年前にした、田原町でのかえっこを、そのまま踏襲+進化させているような…。すごい遺伝力。打ち水を組み合わせたり、地震のしくみを水槽で教えたり、ワークショップの方法が毎年面白いので、水戸では紹介しようと思っています。