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異物との融合で初めて見えた 森の素顔
「野獣」というタイトルに想像がつきませんけれど。
タイトルにある「森の野獣」。いったい、どんな野獣が潜んでいるのやら、なんて思いつつ金津創作の森に到着。通されたのは、森が切り開かれた場所でした。
そこに、野獣……ではなかった彫刻家・西雅秋さんが穴を掘っていました。スコップで。もくもくと。お手伝いのスタッフと一緒に。もちろん作品を作っているのです。

なんでも、円環状に手仕事で掘られた穴の中に、コンクリートを流し込んで型をとり、それを「持ち上げる」というのです。
直径10メートルはあるであろう大きな円、型どられたコンクリート。たぶん数トンという重さでしょう。それを一言で「持ち上げる」と。ほんと、どんな作品なんだか。制作の労力も並大抵ではありません。
西雅秋さん
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作業の合間をぬって取材に応じてくださった西雅秋さん。初めて金津創作の森を訪れたのは、大雪で森が埋まっている日だったとか
西雅秋、円環作品に込めた思いとは。
この作品は『グランド・ゼロ』というタイトルです。「ははーん、同時多発テロのことですね」と私がしたり顔で話したところ、西さんは面食らった様子。「いえ、ヒロシマの原爆のことです」。西さんは、原爆が落とされた次の年に広島で生まれ、育ったのでした。そのような背景から、原爆を想起させるような作品を作っています。

ちょっと軽いショックを覚えた私。私にとっては、原爆ではなくニューヨークでのテロ事件のほうが「リアル」なのです。しかし西さんは、もっと深いところでグランド・ゼロ=爆心地の意味を受け止めている。これからは、「グランド・ゼロ」という言葉のギャップを、持つことになるのでしょう。
作業風景
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美もくもくと穴を掘り続けるスタッフのみなさん。作品づくり、というより土木作業です。アーティストは体力があってこそナンボ、なんです
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