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実は出たがりだったヤンおじ あなたは見つけられるか?
ヤンおじさんは、奥様と一緒にいらっしゃっていました。
白いヒゲをはやして、ちょっと小柄の普通の「おじいちゃん」でした。おじさんではなかった……。どこかで見たことあるなあ、と思ったら、なんとヤン夫妻、先ほどの『オテサーネク―妄想の子供―』に産婦人科医と看護婦として出演していた人ではありませんか! 出たがりだったのですね。

通訳は、日本語がえらく堪能な坊主頭のチェコ人がしてくれました。以下はヤンおじさんの言葉から、彼の映画への姿勢や日本の印象を語ったものをまとめたテキストです。
観客が抱くであろう、この映画に対する「あらゆる解釈は正しい」
『オテサーネク―妄想の子供―』について

この構想は1980年代にすでにできあがっており、その提案は妻のエヴァでした。『オテサーネク』というのはチェコの民話なのです。エヴァには短編で、残酷で、誰もが知っているチェコの民話や神話を映像化したいという思いがありました。
私はその提案を聞いて『オテサーネク』を読み返しました。できるだけ行間を読み、民話の奥深さを知ったのです。そして民話のとりこになり、絶対映画化したい、と思いました。 妻の脚本を私が奪ってしまったという感じです(笑)。

この映画には、実写だけでなくところどころにアニメが出てきます。なぜアニメなのか、と思われるかもしれませんが、(この映画には)絶対に切り離せないアニメなのです。
映画の中にアニメを入れれば万国共通になるのではないか、と感じたからです。つまり、この『オテサーネク』という民話・おとぎ話はチェコにしかないものだけれど、それをアニメ化することによって、世界中の人たちが理解してくれるものになると思っています。

切り株の赤ちゃんは、最後に自分の親をも食べてしまう子どもです。この子どもは、つまりは切り株に値するという解釈なのです。観客は『オテサーネク―妄想の子供―』を観たとき、想像力、メタファーを働かせる必要があります。そうすることによって、作品の意味が豊富になっていくのです。

もともとの『オテサーネク』という民話を、私なりに解釈したものです。ですから、この映画にあることを観客に押しつけるものではありません。「あらゆる解釈は正しい」と私は言いたいのです。
 
  大嵐の中、ヤンおじに一目会うために草月ホールに集まったひとたち。みなさん、ごくろうさまでした。   大嵐の中、ヤンおじに一目会うために草月ホールに集まったひとたち。みなさん、ごくろうさまでした。
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