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エヴァ夫人がみる、日本とチェコの大きな共通点とは?
日本についての印象は?

とてもエキゾチックです。私はエキゾチズムが大好きです。あまりにも異文化で、神秘性があり、それは私を興奮させます。禅寺の枯山水や歌舞伎、文楽、浄瑠璃、どれも好きです。文楽や浄瑠璃は、チェコの庶民文化である人形劇に似ています。
それと、黒澤明も好きですね。

妻・エヴァさんは、夫・ヤンをどのように見ていますか?

妻であるがゆえに夫の仕事に立ち会えるものです。結果はどうであれ、監督であるヤンには満足しています。私がいちばん感激しているのは、こんな遠くの国の、いろいろな人たちが来てくれていることです。
ヤンの仕事は「百聞は一見にしかず」といえるでしょう。私個人としては、演劇について勉強しています。
日本とチェコの大きな共通点は、家に入るときに靴を脱ぐことですね(笑)。
自然に対して反乱を起こした人間におとずれる「悲劇」
民話や神話について、どうお考えですか?

社会の根底には、民話や神話があるということ。これが守られる限り社会が存在するということです。
人は苦境に陥ったとき、民話に逃げようという趣きがあります。私はその新解釈をしようと試みました。自然に対する人間の反乱、その悲劇的規模など。『オテサーネク―妄想の子供―』においては、子どもに恵まれない夫婦は、自然に逆らう存在なわけです。
『ファウスト』について学べば、神話と聖書も知ることになるでしょう。『オテサーネク』も同じです。

自然に対する人間の反乱、その悲劇的規模、とさきほど申し上げましたが、一度そういうことをすると恐ろしい最期があるのではないかということです。すべてはグロテスクな形をとっていると思います。
人間のゲノムが解読されたとニュースでありましたが、そうしたことが(自然に対する人間の反乱であり)映画への新解釈が生まれたといってもいいでしょう。『オテサーネク―妄想の子供―』は、ひとつの象徴に過ぎません。
 
  遠路はるばる来日&記者会見に臨席した面々。左からエヴァ夫人、ヤンおじさん、日本語の堪能なチェコ人の通訳の兄さん。   遠路はるばる来日&記者会見に臨席した面々。左からエヴァ夫人、ヤンおじさん、日本語の堪能なチェコ人の通訳の兄さん。
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