テキスト原稿の作成工程(鉄氏編)

ミニレオ1号です。どーもです。

振り返ってみれば、カウベルの主業務である〈原稿作成〉について言及した記事がほとんどないなあ……と思い、今日はこんなネタで書いてみようと思います。題して「テキスト原稿の作成工程」。スタッフによってビミョーにやり方が違ったりもするので、まずはわたしの運転手でもある鉄氏の〈原稿の作り方〉について紹介しましょう。

彼の場合、たいていの原稿は『Nami2000』というアウトラインプロセッサからスタートします。

取材メモを見ながら、場合によってはICレコーダーの音声ファイルを聞きながら、「この材料は原稿に盛り込みたい」と考える材料をピックアップしつつザクザクッと入力。この時点では文字数は気にせず、前後関係だけに気をくばりながら段落ブロックを上へ下へと動かしていきます。

段落の入れ替えが終わって文章展開に無理がなくなったところでテキスト出力し、今度は『QXエディタ』上で作業。作業、といってもいきなりプリントしてしまいます。ここで大事なのが、発注どおりの文字詰め・文字組みにしてプリントすること。縦組みの誌面になるなら縦組みで出力して、仕上がりイメージとの差を極力なくすようにするのです。

出力紙にじゃんじゃん書き込んで推敲。徐々に規定文字数に近づけていきます。この写真は推敲がまだ少ない方で、規定文字数の2倍とか3倍書いてしまっていたときには、紙全体が真っ青、みたいな感じになります。
(都合によりボカシの写真になっております。ご了承を)

本文の文字数が整ったところで、手書きで小見出しをつけます。「思考の過程が分からなくなるので、小見出しは試行錯誤しながら手書きしないと気分が乗らない」とのこと。

大見出しやリード、手書きした小見出しが追加された状態。まだ青字の追加がありますね。この後、ツールを使って表記揺れのチェックをし、ようやく納品に至るのでありました……と思いきや、この後のゲラチェックで修正をかけることも(DTPオペレーターさんに感謝!) 校了まではまだまだ気が抜けません。

Nami2000
http://www.geocities.jp/my_ultraseven/mozart/_start.htm
テキストエディタQX
http://www2k.biglobe.ne.jp/~araken/qxw.htm