『WordCamp Kobe 2013』に行ってきたよ

ミニレオ1号です。どーもです 🙂

このブログでも何度か参加レポートをアップしている、ブログ/CMSソフト WordPressのカンファレンス『WordCamp』。ワタシにとって通算7回目となるWordCampが神戸で開かれるってんで、いつものようにテツ氏を従えて行ってきました……が、今回、こともあろうにとんでもない失態が!

写真をほとんど撮ってない!

手元にあるのが

「駅名が変わる前に」と記録のつもりで撮った阪急三宮駅の写真だとか

WordPressの日本公式キャラクター『わぷー』がブラック化(?)したイラストだとか

懇親会のライトニングトークのときに撮った、実行委員長とドラ娘の写真だとか

テツ氏の職務怠慢により〈カンファレンスらしい写真〉が皆無(いやゼロ)というありさまですが、レポートいきましょう。

「One Day School」をテーマに開かれた、神戸では2回目となるWordCamp。タイムテーブルもみっちりで全部に参加したかったほどだったのですが、今回はディレクター・デザイナー向けのセッションを中心に参加しました。

アンカンファレンス第1部
「当日集まった参加者が知りたいテーマごとにグループに分かれて議論するぶっつけ本番セッション!」というコンテンツ。第1部では〈WordPressサイトの保守〉をテーマにしたグループに参加しました。参加者は10人くらい。みなさん、クライアントワークにおけるサイト保守に関しては、料金設定や〈保守と瑕疵担保との線引き〉といった点でいろいろ悩みをもっていらっしゃるようでした。

どんなサイトでも、何らかの形で〈保守〉が必要です。新たなコンテンツの追加、古くなったコンテンツの削除・編集だって保守。WordPressのような〈ウェブアプリケーション〉を使うなら、保守の一環としてアプリ本体のアップデートも必要です(スマホのアプリもときどき更新かかるでしょ? それと一緒)。

ここ1~2年の〈WordPress人気〉は、とりわけ「商用利用も無料」という特徴に注目が集まったことによるムーブメントのように感じます。その特徴に注目が集まるあまり、アンカンファレンスのときも出た話ですが、「使い続けるのにお金(=保守料金)がかかるの?」という解釈も出てきてしまうのでしょうね。

WordPressのような「オープンソースソフトウェア」を使うときの大原則は「自己責任での利用」。「お客さま自身で保守をしていただきランニングコストをおさえる」「毎月定額の保守契約を、アップデート等の保守を委託する」といった選択肢を、弊社のようにサイト構築に携わる者がもっとしっかり説明していく必要がありますよね、という話でアンカンファレンス第1部はまとまりました。

アンカンファレンス第2部
第2部では〈WordPressサイトのレスポンシブウェブデザイン実装〉をテーマにしたグループに参加しました。まずは、モデレータさんが、こことかここなど、レスポンシブウェブデザインの事例を紹介。続いて、実際のワークフローを参加者同士でシェアしていきました。

話題になったのは「レスポンシブウェブデザインのデザインカンプを.psdや.pngで作るか否か」。

レスポンシブという解決策が「デバイス別のサイトを作る予算がない」ということから来ているのであれば、ブレイクポイントごとに切り分けたデザインカンプを起こすのはそもそも矛盾している(というか制作者に負担がかかる)ワークフローです。クライアントと制作者が意識を共有して、「紙の上できれいに見えるデザインを作る」というワークフローからいかに脱却できるかがカギですよね、という話も出てきました。

とはいえ、代理店さんがマネジメントする案件では〈紙の安心感〉もまだまだ求められるのが現実。「フロントページ(トップページ)と第2階層の1ページのみデバイスごとのカンプを起こして、あとはCSSフレームワークなどを活用しながら画面上でチェックしてもらう」という提案もありました。

AWSを利用したエンタープライズ向けWordPress環境の構築と運用
「エンジニア向け」として設定されたセッションでしたが、こうした〈なんだかわからないけどすごい世界〉をチラ見できるのもWordCampの魅力です。バックエンド構築の話がメインでしたが、セッションの後半で@wokamotoさんが紹介したプラグイン『StaticPress』は中小規模のサイトでも活用できそう、と思わせてくれました。

《『StaticPress』とは》
PHPで動的にページを生成するWordPressサイトを静的HTMLに書き出してくれるプラグイン。更新の必要がなくなった(例:終了したイベントサイト)を書き出して低廉なホスティングサービス(例:AWSのS3など)に置けば、きわめて低いコストでサイトの「永代供養」ができます。

[slideshare id=23013334&doc=wordcampkobe2013-130615010326-phpapp01]

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ウェブディレクターのためのWordPressサイト運用事例
過去のWordCampでグルーヴ感のあるトークやMCを聴かせてくださった@megane9988さんと、「串本のおっさん」こと@miya0001さんによるセッション。実在するヘアサロンのサイト運用事例をもとに「クライアントと一緒にサイトを育てていくためのコミュニケーション手法」を解説するという、弊社にとっていちばんドンピシャな内容でした。

余談ながら、WordPressコミュニティのすごさ・すばらしさを感じたのが、スライドの中で「失敗談」として紹介されている『検索エンジンがサイトをインデックスできないようにする』のチェックをチェックする(?)プラグイン『Stop the Bokettch』。昼休みに交わされた「こんな失敗あるよねー」「あるあるー」という雑談から、セッションが始まるまでの2時間弱でできあがったプラグインだそうです。これ、標準装備されてもいいくらいですよホント。

[slideshare id=23014458&doc=wordcampkobe2013megane-130615013229-phpapp02]

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安全なテーマ作成のためのPHPの知識
PHPを少しずつマスターしていくとWordPressのカスタマイズにも幅が出ます。それがWordPressの楽しさである反面、ユーザーからの入力(例:検索ボックスへの入力)やデータベースへの入出力が伴う場面では、やりとりするデータを適切にサニタイズ(無害化)しないと思わぬ誤動作を引き起こすことがあります。そうしたトラブルを未然に防ぐため、テーマを作るデザイナーさんが最低限身につけておいた方がよいサニタイズの方法について、@ounziwさんから解説がありました。

弊社では、セッションで解説されていた方法+WordPressの関数にて対応、というやりかたをしていますが、その背景をおさえるためにも関連本として紹介のあった『体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践』(徳丸浩・著)は要チェックですね。

[slideshare id=22961412&doc=wordcampkobe2013-130614033205-phpapp01]

ということで、レポートおしまいでーす。

ちなみに今回の宿も、2年前の『WordCamp Kobe』のときと同様、JR三ノ宮駅近くのゲストハウス『神戸R2ホステル』さんにお世話になりました。各ベッドにコンセントあるし、無線LAN使い放題だし、シャワールームにはボディソープとシャンプーあるし……と、これで2800円ってお得ですよ。

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