ふくい産業支援センター『FLOM』 2011年5月号

財団法人ふくい産業支援センターが毎月発行している情報誌の取材記事。2011年度も引き続き取材・ライティングをご依頼いただき、今年度初の取材先ネスティ(福井県福井市)に伺いました。

記事で取り上げたのは、同社の主力製品である「総合スポーツクラブシステム『PeGasus』」シリーズのASP版。同号のクラウドコンピューティング特集に関連したアプリケーションということで取材のメインになった、というわけです。

同製品のリリースは2009年の12月。開発当初は「『システムの更新費用を抑えたい』と考えている中小スポーツクラブ向けに」と考えていたそうですが、ふたを開けてみたら予想外の展開に。全国展開している大手クラブからの引き合いが相次ぎ、契約数の8割がASP型になってしまったとのこと。

取材に応じてくださった代表取締役・進藤哲次氏は「個人情報流出の危険性を考えてのことだったのでしょう。スポーツクラブの場合、オフィスビルのように、厳重に管理されたマシンルームを設けるのは現実的に難しい。事務所の片隅に置くくらいなら、外部にサーバを預けてしまった方がいい、という判断になったのではないでしょうか」とその背景を語りました。

CL:ふくい産業支援センター W:森川徹志(カウベル・コーポレーション)